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一日一曲ピアノ曲紹介ブログ
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第4弾は、リストのパガニーニによる超絶技巧練習曲 3番 嬰ト短調「ラ・カンパネラ」 です。

 『ラ・カンパネッラ』(変イ短調)は、初版と改訂版で大きな違いが見られる。パガニーニのヴァイオリン協奏曲第2番ロ短調の第3楽章を原曲とするのは改訂版と同じであるが、初版では、パガニーニのヴァイオリン協奏曲第1番ニ長調からの素材が目立つ。また、調号も、初版が変イ短調であるのに対し、改訂版では嬰ト短調である。改訂版に比べると、初版は全体的に重々しい雰囲気をたたえている。

下記参照
リスト : パガニーニによる超絶技巧練習曲集

パガニーニによる超絶技巧練習曲 3番&4番&5番 楽譜はこちら
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このブログの第3弾は、モーツァルトのピアノ・ソナタ 第11番 イ長調(トルコ行進曲付き)です。

 K.330の項目で述べられているように、このソナタも、以前はパリで作曲されたものと考えられていたが、近年の研究成果によって1783年頃の作品であることが突き止められた。
この作品が作曲されたと考えられる1783年頃のウィーンは、トルコ軍によるウィーン包囲に対してハプスブルクが勝利を収めてから100周年の年に当たり、最終楽章のトルコ風行進曲は、こうした世相を反映して作られたものと考えられる。

下記参照
モーツァルト:ピアノ・ソナタ 第11番 イ長調(トルコ行進曲付き)



Wolfgang Amadeus Mozart - Sonate Nr. 11; A-Dur; KV 331


楽譜はこちら
このブログの第2弾は、ショパンのワルツ 第6,7,8番 op.64です。

 1曲目の変ニ長調、モルト・ヴィヴァーチェは、デルフィーナ・ポトツカ伯爵夫人に捧げられた。ジョルジュ・サンドの飼っていたマルキという名の仔犬が自分の尻尾を追いかけてぐるぐると回る様子を見て作曲したというエピソードがあり、<仔犬のワルツ>の愛称で親しまれている。

 2曲目の嬰ハ短調、テンポ・ジュストは、ナタニエル・ドゥ・ロスチャイルド男爵夫人に捧げられた。ショパンの晩年の心境が滲み出る、哀愁に満ちたマズルカ風の素晴らしい作品

 3曲目の変イ長調、モデラートは、カトリーヌ・ブラニツカ伯爵令嬢に捧げられた。快活で優美なワルツで、高度な転調を多用した非常に完成度の高い曲。


【H.264】ショパン Op.64(子犬のワルツと他)【ブレハッチ】楽譜はこちら
このブログの第1弾は、ベートーヴェンのピアノソナタ第23番の'熱情'です。
ベートーヴェンの三大ピアノソナタの一つで、三楽章から構成されている。

 1805年に完成したと推定されるこのソナタは、1803年にヴァルトシュタイン伯爵から送られたエラール製のピアノで作曲された。この楽器によって生み出された作品(《ヴァルトシュタイン・ソナタOp.53》《三重協奏曲Op.56》)は幅広いダイナミック・レンジと最低・高音域の重点的な使用が特徴的である。
自筆譜はパリ音楽院所蔵であるが、ファクシミリが出版されており、これを見ると第3楽章に数多くの修正が認められる。一気に書き上げた第1・2楽章に対して試行錯誤を重ねたことがうかがえる。

下記参照
ベートーヴェン : ピアノ・ソナタ 第23番 ヘ短調 「熱情」

ベートーヴェン ピアノソナタ第23番「熱情」 

楽譜はこちら
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